セラミックトリートメント

歯科用CAD/CAMを使ったセラミックトリートメント

CAD歯科用CAD/CAMを使ったセラミックトリートメントの歴史は思いのほか古く1989年にチューリッヒ大学で開発されました。
その後、多くの改良が重ねられ正確な加工が可能になり、セラミックインレー・クラウンなどを自然な色や形に作成することが出来るようになりました。
現在ではヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、カナダ、などの多くの歯科医師が日常的に使用しています。そして高い評価がされるようになりました。
しかし、意外と日本ではあまり一般的ではありません。私は、以前より歯科用CAD/CAMを使ったセラミックトリートメントに常に興味を持っていました。

そして、私なりの基準で臨床に導入できる時が来るまで、進歩の過程を見守っていました。
そして、万を持して今がその導入する時期であると判断し、数年前にセレックスキャンを導入しました。 セレックスキャンはレーザースキャンで患者さんの歯の型をスキャニングし、パソコン上で設計します。専門の技工士が丁寧に修復物を作成できるセレックスキャンを私は選択しました。
それにより一歯だけでなく一度に数本の歯の治療が確実に出来るようになります。
セラミックトリートメントは歯とセラミックに強く接着する技術とCAD/CAMの技術とが一つになって新しい治療法が生まれ今もなお進化し続けています。


出来るだけ歯を削らない治療が可能になります。
今までに小さい虫歯だと思っていたのに、治療が終わって見ると、こんなに大きく削らないといけないの!といった思いをした経験がおありのことと思います。
健康な歯の部分は可能な限り保存することにより歯の寿命を延ばすことが出来ます。損傷の大きな歯でもクラウンにすることなく治療することが出来ます。出来るだけ自分のエナメル質を保存し出来るだけよく似た色に仕上げます。

金属を含まない治療を望む方が増えています。
化学反応し黒く変色するような金属をはめられる歯の治療は誰も受けたくありません。ようやく、きれいで長持ちのする修復治療の方法が歯科用CAD/CAMを使ったセラミックトリートメントで可能となりました。

機能的性能
それまでは、金属焼付けポーセレンが唯一つ自然な歯の色に近づけて修復できる方法でした。しかし金属焼付けポーセレンは口に中で機能させるには、必要以上に硬くそしてよく破折することがありました。金属焼付けポーセレンと、金属の歯や天然歯とかみ合わせると簡単に金属や天然のエナメル質は磨耗してしまいます。
自然の歯のエナメル質の性質に出来るだけ近い硬さで、強く接着してくれて科学的に安定し、長い年月口腔内で安定してくれる理想の材料を求めていました。
セラミックトリートメントに使用されるセラミック材は天然のエナメル質に近い硬さを持っています。それはセラミックトリートメントの最大の長所です。つまり天然のエナメル質を必要以上に傷つけることが少なくなります。

症例の選択
セラミックトリートメントの適応は必ずしも万能ではありません。しかし、治療できる症例の範囲を的確に判断することが重要です。
セラミックトリートメントを避けたい症例として非常に咬む力の強い患者さんの第二大臼歯(最も奥の歯)の治療です。この場合はセラミッククラウンが破折して再治療をした経験があります。このような場合はゴールドクラウンによって安全に治療することが出来ます。
歯に模様や線が目立つような場合は色や模様をまねることは出来ません。その場合は別の方法で修復していくことにします。

セラミックインレーの製作
虫歯や古い修復物を取り除き出来るだけ健康な歯をのこして形を整えます。歯の型を取ってセラミックインレーの製作用の模型を作ります。
模型を器械に固定してレーザースキャンをします。

セラミックインレー
設計設計
パソコンのモニター上でプログラムに沿って設計していきます。
削りだし
設計が完了したら、セラミックのブロックを機械に固定して削りだします。
削出
確認セラミックインレーの確認
セラミックインレーが削りだされたら歯の模型にあわせて合っているかを確認します。そして艶出しして完成です。
セラミックインレーの接着
調整された歯の面にセラミックインレーを接着する準備をします。
歯とセラミックを強く接着する技術は日本がもっとも進んでいます。その最先端技術により接着する力を強くし歯の中に細菌の進入するのを守ります。

かみ合わせの調整と仕上げ
最後に咬み合わせを調整し仕上げます。
調整仕上げ